工学研究科長メッセージ
多様で変化の速い社会で活躍できる科学技術とコミュニケーション能力を修得
産・官・学にまたがる幅広い知的・人的ネットワーク
我々は、世界的にネットワーク化された産業構造と、予期せぬ自然災害・パンデミックなど環境変動のため、激動する社会の変化に晒されています。このような時代には、確かな科学技術の理解と新しい技術を開発・応用できる実力を有し、広い視野で世界の産業社会においてコミュニケーションを取りつつ活躍できる人材が求められています。中部大学は1964年に中部工業大学として開学し、1971年に大学院工学研究科修士課程、1973年に博士課程を設置し、東海地方の私立大学では特に早い大学院の設立を生かして、これまで多数の優秀な大学院生を輩出してきました。修了生は産業界・官界及び学界で幅広く活躍し、社会で高く評価されています。そして、この工学研究科の優れた知的・人的ネットワークは、年毎に日本社会のみならず世界的にも拡がり発展を続けています。
未来指向型の技術開発ができる高度なフロンティア技術者を目指しましょう
工学研究科では、 先端的かつ実践的な研究が各専攻で精力的に行われています。 これらの研究成果が直接工学研究科の教育研究に活かされますので、 “考えることの楽しさ”や“時代を切り拓く喜び”を実感できる魅力あるカリキュラムが整備されています。 特に、 先端的技術を系統立って修得できる科目の整備、 また、 国際的なコミュニケーション能力としての英語力の向上を目指す仕組み、 自律的な学修研究活動を支援する「ものづくり工房」等の施設設備や指導体制、 各種の経済的支援制度が整備されています。
さらに、 本研究科には、 経営感覚のあるエンジニアを目指すプログラム(ジョイント・ディグリー・プログラム)があります。 博士前期課程修学中に経営情報学研究科経営学専攻所定の約20単位を取得し、 工学研究科修了後に1年間、 経営学専攻で所定の単位を修得すれば、 3年間で工学修士(ME)と経営学修士(MBA)のダブルマスターを取得できます。
人類が直面している数々の問題を解決し、 自然との調和のとれた心豊かな社会を築くために、 大学院工学研究科でともに学び、 幅広い視野を持つ高度なフロンティア技術者を目指して大いに研鑽を積もうではありませんか。
工学研究科長
武藤 敬
Takashi MUTOH