籔内研究室

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研究室で身につけられるスキル

当研究室で真剣に研究に取り組めば、以下のようなスキルの習得が期待されます。なお、当研究室では、自立して主体的に動ける技術者の育成を目指していますから、「教えてもらう」のではなく、「自分から学ぶ」という姿勢を忘れないでください。受け身の姿勢では何も身につきません。

 

有機化合物の合成・精製技術

当研究室で扱う物質の大部分は有機化合物であり、世の中で誰も作ったことがない新規化合物です。研究テーマにもより多少の違いはありますが、卒業研究の大部分の時間は物質合成に費やされることになります。このため、有機化合物の基本的な合成・精製技術が身につきます。ただし、 我々にとって有機合成はあくまでも目的物質を得るための手段であり、有機合成を探求する研究室のような新規反応の開拓、高収率での目的物質の合成手法の開拓などを目指しているわけではありません。利用する反応は、アミド化やエーテル化、あるいはカップリング反応など有機化学の教科書に載っているような基本的な反応が大半です。

 

材料の分析・評価技術

自分で合成した物質の構造の同定(NMRや元素分析等)に始まり、紫外可視、赤外、蛍光などの各種分光法による光学特性の評価・分析、光学顕微鏡や電子顕微鏡による微細構造の観察、レオメーターを利用したゲル材料の機械特性の評価などを通じて、材料の基本的な特性評価手法を学ぶことができます。研究室所有の機器の他、他研究室や本学分析計測センターの機器も利用します。

 

プレゼンテーション技術

研究室全体での報告会を、夏休み前は3回、9月以降は毎月行っています。発表方法は回により異なり、レジュメまたはスライドを用います。また、文献紹介を毎週行っています。4年生は春学期と秋学期各1回ずつ、年に2回(進学予定者は秋は2回で年3回)担当が回ってきます。こちらは発表形式は基本的にレジュメです。数多くプレゼンをこなし、議論することで、資料作成やプレゼンのスキルアップをはかります。大学院生(あるいは進学予定の4年生)には、発表に値するデータがあれば、できる限り学会(高分子学会、日本化学会、日本MRSなど)での発表を行ってもらい、経験を積んでもらいます。

学生の学会発表状況(2019年度)

  • 高分子学会年次大会(5月、大阪)…3名発表
  • 液晶化学研究会(7月、東工大)…1名発表
  • 高分子討論会(9月、福井大)…3名発表
  • 中部化学関係学協会支部連合秋季大会(11月、信州大)…3名発表
  • 日本MRS年次大会(12月、横浜)…5名発表(うち4年生2名)

学生の学会発表状況(2018年度)

  • 高分子学会年次大会(5月、名古屋)…2名発表
  • 日本液晶学会討論会(9月、岐阜大)…2名発表
  • 高分子討論会(9月、北大)…2名発表
  • 中部化学関係学協会支部連合秋季大会(11月、名大)…2名発表
  • 日本MRS年次大会(12月、北九州)…3名発表

学生の学会発表状況(2017年度)

  • 高分子学会年次大会(5月、幕張)…2名発表
  • 液晶化学研究会(7月、大分)…1名発表
  • IUMRS-ICAM2017(8月、京大)…1名発表
  • 高分子討論会(9月、愛媛大)…1名発表
  • 中部化学関係学協会支部連合秋季大会(11月、岐阜大)2名発表

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