森山昭彦研究室

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研究内容

生物多様性を生み出してきた進化のメカニズムについて

 DNA塩基配列に起きた変異はタンパク質の機能に変化をもたらし、その変化がその生き物の生存に有利に作用したとき、その生き物は進化すると考えられています。現生生物の持つたんぱく質とそれをコードしている遺伝子から、このテーマについて研究します。同時に、この様な研究に必要な分析手法の開発も試みます。

 

 

これまでにやってきたこと

 1) コブラサイトトキシンの構造と機能と分子進化            

   コブラ毒素に含まれているサイトトキシン(CTX)とよばれる毒素は、細胞膜を構成するリン脂質に対し親和性を示し、細胞毒性を発揮する。リン脂質特異性を明らかにするとともに、細胞膜障害活性を担う領域をコードしている塩基配列がが加速進化していることを示した。

   2) オオクチバスペプシノーゲンの分子進化

   肉食性淡水魚であるオオクチバスは、強いたんぱく質消化酵素を持つと推察される。そこで、その不活性前駆体であるペプシノーゲンとそれをコードする遺伝子を単離し、特性を明らかにした。強い酵素活性を持つことと低温に適応進化した分子特性をもつことを示した。

これからやってみたいこと

 1)  電気泳動法の改良

 2)  食虫植物のプロテアーゼについて

 3)  ツメタガイのプロテアーゼについて

 

・地域の生物多様性

 生物多様性が重要であると言われていますが、わたくしたちの身の周りではどうなっているのでしょうか。意外に知られていません。地域の生物多様性や外来生物の状況について、確かめていきます。

 

これまでにやってきたこと

1)東海地域のマイマイの遺伝子多様性    

   ミヤマヒダリマキマイマイ、ヒラマイマイ、ミカワギセル、コモチカワツボ、ビロウドマイマイ類などについて、形態観察とともに、遺伝子解析を行い、種内多様性や種間距離について考察した。

 

2)コアジサシの遺伝的多様性

絶滅が危惧されているコアジサシは、冬は東南アジア、オーストラリアに渡って行く。日本国内のコアジサシは、単一個体群なのか、地域個体群に別れるのかを遺伝子解析により比較検討しました。東京と沖縄ではやはり遺伝子型が若干異なるようです。

 

 これからやってみたいこと

   1)春日井市の淡水貝の多様性

   2)春日井市域におけるメダカの遺伝的多様性

   3)春日井市域における外来種侵入状況

   4)春日井市域における淡水魚の遺伝的多様性

環境に優しい稲作について

 田園は日本の生物多様性に重要な役割を果たしてきたと言われています。しかし、残念なことに、近年は休耕田、耕作放棄田が増えており、生物多様性の減少が懸念されています。どうすれば、田園を維持できるのでしょうか。お米を作りながら考えていきたいと思います。

 これからやってみたいこと

1)      無農薬栽培における効果的な除草法について

2)      無農薬栽培田における生物多様性について

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