北大東島プロジェクト
沖縄最東端の島の最先端プロジェクト
北大東島とは?
沖縄本島から東へ約360kmの太平洋上に人口約600人の北大東島がある.隣の南大東島,南に離れた沖大東島とともに大東諸島を形成している.南北大東島は1900年に八丈島出身の玉置半右衛門により開拓され,八丈文化と沖縄文化が混じり合っている.主要産業はサトウキビ産業だが,北大東島は戦前に燐鉱石採掘で栄えた.今後は水産業・観光業の振興が期待される.
北大東プロジェクト
大東太鼓(国立劇場おきなわでの演奏) 燐鉱石貯蔵庫(国指定史跡)
2008年以来,北大東島の活性化のためのプロジェクトに取り組んでいる.これまでの取り組みを右に簡単に示した.
こどもたちが受け継いできた大東太鼓に感動し,発信力の強化を図った大東リズムプロジェクトが最初である.
このほか,総合計画,景観計画,地方創生戦略などの各種計画の策定を行う一方で,伝統文化の発信,水産業の振興,観光・物産の活性化などの様々な事業の企画・運営を行ったきた.
現在は,戦前に栄えた燐鉱山の産業遺構を保存・再生・活用するプロジェクトに取り組んでいる.調査開始から3年を経て,2016年には国の史跡指定を得るなどの成果を残すことができた.さらに,集落全体を文化的景観として保存・活用するための検討を進めている.
<映像>
企画制作に携わった映像です.ご覧ください.