3つのポリシー　大学院生命健康科学研究科看護学専攻（修士課程）

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ディプロマ・ポリシー（DP）：「修了認定・学位授与に関する基本的な方針」＝「研究科・専攻が教育活動の成果として学生に保証する最低限の基本的な資質を記したもの」＝「養成する人材像」

カリキュラム・ポリシー（CP）：「教育の実施に関する基本的な方針」＝「DPを保証する体系性と整合性が担保されたカリキュラム」

アドミッション・ポリシー（AP）：「DP・CPに沿った学生募集の方針」

先端医療や地域医療で幅広く柔軟に活躍できる高度な技術者を養成する。

地域に生活する人々に対する健康支援の必要性を理解し、さらに、在宅療養者・認知高齢者・精神疾患等を持つ人々への支援、およびその家族への支援について理解できる。
地域における健康課題や、在宅療養者・認知高齢者・精神障害者および彼らの家族における健康ニーズを明確にし、その対応策の在り方や方向性について科学的根拠を基に適切に考えることができる。
地域ケアシステム、健康づくり活動、保健活動の評価、在宅療養者・認知高齢者・精神障害者等の抱える諸問題の解明と解決策について意欲的な関心を示す。
地域の健康課題、在宅療養者・認知高齢者・精神障害者等に対する支援を行うための技術を修得する。

慢性疾患を持つ小児と家族への支援、ならびに女性のリプロダクティブ・ヘルスケアに関する支援の重要性を理解できる。
慢性疾患をもつ小児と家族の健康ニーズと支援の在り方、女性のリプロダクティブ・ヘルスに対する支援の在り方や方向性について科学的根拠を基に適切に考えることができる。
慢性疾患を持つ小児と家族のQOLの向上、女性のリプロダクティブ・ヘルスケアに関する課題と解決策について、意欲的な関心を示す。
慢性疾患をもつ小児と家族ならびに女性のリプロダクティブ・ヘルスに対して、援助ニーズを判断するうえで必要なアセスメント技術、支援を行うための技術を修得する。

修士課程修了までに30単位以上を取得しなければならないが、教科目の成績評価は、シラバスに記載されている評価方法と評価基準で行われる。この単位取得により、生命医科学や看護学分野についての理解とその応用への取り組みが可能となる。

「修士論文」の学術内容は、次の項目の内容を有する必要がある。

口頭試問では、学識評価、コミュニケーションおよび人物評価を行う。
以上のことにより、高度専門技術者あるいは研究者としての基盤が形成されるとともに優れた人間性を有することが認められる。

生命健康科学研究科および各専攻の教育研究目的と目標とを達成できるよう教育課程が構築されている。その特徴は、研究科共通科目を充実し、「予防を基軸とする医科学科目」、「生命・研究倫理にかかわる科目」および「生命健康科学研究法」を重点的に教育し、幅広い教養と高い専門性を修得することを目指している。

本専攻は3つの領域、総合看護学領域、生活支援看護学領域と発達看護学領域、によって構成されており、教育内容も各領域共通科目と領域専門科目から成りたっている。
共通科目としては看護理論、看護研究方法論や看護倫理学を開講し、看護マネジメントに関係する科目も開講している。専門科目としては特論、演習、課題研究や特別研究を開講し、本研究科の専門領域について理解を深める。
院生は指導教授、副指導教授を選択し、指導教授は副指導教授と連携しつつ研究および、修士論文の作成を指導する。

看護学専攻においては、高度化し、複雑化した保健・医療の現場で的確に対応できる高度な専門知識・技術を持ち、看護医療学分野や地域医療における指導的な人間の養成を目的としている。そのために、以下の資質を持った人物を求める。

生命医科学の分野についての専門知識を持ち、科学的な根拠に基づく「予防」をめぐる課題に取り組むことができる。あるいは看護学分野の高度な知識・技術を持ち、看護学領域においてリーダーシップをとれる専門職を目指している。
生命医科学や看護学が現代社会に有する重要性を理解し、特に、倫理的な判断ができる。
問題解決に必要な専門知識や技術を自ら持続的に修得する意欲を持つ。
習得した専門知識・技術の有用性を総合的に判断することができる。
自らの考えを的確に伝達できるとともに、他者からの情報を理解でき、それらに基づき議論することができる。