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カリキュラム

電子情報工学科は、1年次で工学部共通科目や電子情報基礎科目を中心に学び学年進行にともなって専門分野の科目を系統的に学ぶ“くさび形”のカリキュラムシステムをとっている。専門科目は電子情報基礎学、通信工学、電子デバイス、情報システムおよび電子情報工学一般の5つの区分で構成されている。

電子情報工学科のカリキュラム(科目)

履修科目系統図

電子情報工学科では学習・教育目標を達成するための科目履修の助けとなるように、また科目間の関連がわかるように履修科目系統図(PDF形式:約66KB)PDFファイルを公開しています。

専門教育科目一覧

電子情報工学科では学年別の専門教育科目を一覧表(PDF形式:約1.1MB)PDFファイルにして公開しています。

専門科目

カリキュラムの構成と学習・教育の流れ

上記の教育目的を達成するために、電子情報工学科では1,2年次に工学部共通科目と電子情報工学の基礎科目を配置し、学年が進行するにつれて専門応用科目が増えていく“くさび形”のカリキュラムを採用している。専門科目は「電子情報基礎学」、専門応用分野の「通信工学」、「電子デバイス」、「情報システム」および「電子情報工学一般」の5つの区分で構成されている。さらに、これら専門科目に加えて全学共通教育科目がある。

 電子情報基礎学

電子情報工学の基礎を構成する科目区分で、通信、電子デバイスおよび情報システム分野の専門応用科目を学ぶのに必要な基礎知識を習得するとともに、将来どのような電子情報の分野に進んでも対応できる基礎力と素養を養う科目群である。内容は電気数学を始めとして、電気・電子回路、電磁気学、情報基礎、電気計測などの基礎科目からなる。

 通信工学

インターネット、LAN、ブルートゥース、デジタル放送などの通信・放送技術は現代社会に欠くことのできないものとなっている。「通信工学」は、通信・放送に関する基礎知識と応用力を身につけるための科目群である。将来、通信分野に進もうと考えている人には必須の科目で、電磁波工学、通信方式、ワイヤレス通信、通信ネットワーク、通信法規がある。

 電子デバイス

現代の先端エレクトロニクスを支える半導体、液晶、太陽電池、レーザなどの電子・光デバイスとその応用システムの分野を対象とする科目群である。「電子情報基礎学」の量子電子物理およびアナログ・デジタル電子回路を基礎にして、電気・電子材料、半導体工学、光・電子デバイス工学およびレーザ・プラズマ工学を学ぶ。

 情報システム

21世紀の高度情報化社会に対応できるように、文字認識や音声・画像処理、コンピュータのハードとソフト、マイコン制御や信号処理システムなどの基礎と応用を学ぶ。科目は情報処理工学、プログラミング言語、ソフトウェア工学、電子計算機工学、デジタル信号処理、情報社会のシステムで構成される。

 電子情報工学一般

この科目区分は電子情報工学実験、創成実験、創成ゼミナールおよび電子情報工学演習などの創成科目と電子情報工学一般の基礎知識を習得する科目で構成されている。

 卒業研究

卒業研究は4年次に教員の指導を受けながら1年間にわたって取り組む研究で、電子情報工学科では創成科目の集大成として位置付けている。学生は4年次に各教員の研究室に配属され、これまでに習得した専門知識や実験経験を活用して、担当教員から与えられた研究テーマあるいは自ら設定した研究テーマについて研究する。研究テーマは担当教員の研究分野および研究課題に関連することになるので、事前に教員の研究内容について調べ、各自の興味や適性、また将来の進路を考慮して研究室を選択することが大切である。一般の講義や実験と異なり、卒業研究では結果が分からない未知の課題に取り組むことにより課題設定(発見)・解決能力が養われる。また、口頭発表力およびプレゼンテーション能力を身につけるために、パワーポイントを用いた発表会が年2回(中間発表会と卒業研究発表会)開催される。1年間の研究成果は年度末に卒業論文としてまとめ、提出する。

専門科目の構成

導入科目
大学での学習方法を身につけるとともに、電子情報工学の専門分野への興味と関心を持つことにより勉学意欲を高める科目である。導入科目としては電気数学、情報基礎I、電気回路Iおよび電磁気学Iがある。また、初年次教育科目の「スタートアップセミナー」は1年次春学期の必修科目で、大学の建学の精神、歴史、教育理念や電子情報工学科の教育目的、概要などを学ぶ。その後、新入生は少人数のクラスに分けられ、ゼミナール形式で電子情報工学の基礎から最先端の技術について講義を受ける。
創成科目
未知の問題に対して課題を設定し、様々な知識、技術および情報を駆使して解決する創造的応用力を養うことを目的とした科目で、以下のように実験、ゼミナール、演習などから構成される。
 1年次:創造理工学実験I,II、創成工学
 2年次:電子情報工学実験IA 、IB
 3年次:電子情報工学実験IIA 、IIB、
創成ゼミナールA 、B、創成電子情報工学実験
 4年次:電子情報工学実験III、卒業研究  
工学倫理教育
高度技術・情報化社会において、技術者と自然・社会との関わり、技術者が社会に対して負う責任や守るべきルールおよび環境や日常生活に対する工学の役割と問題点などについて学習する。科目としては工学倫理、情報社会のシステムがあり、教養課題教育科目の人文・社会・科学技術リテラシー分野で社会の倫理やモラル等に関連する科目も含まれる。
情報技術教育
高度情報化社会に対応できる情報技術を身につけるために、電子情報工学科では1年次から4年次まで一貫したカリキュラムを設定している。1年次の情報スキル入門・活用で基本的な情報スキルを学んだ後、情報処理工学、プログラミング言語、ソフトウェア工学、電子計算機工学およびデジタル信号処理を履修する。講義と並行して電子情報工学実験I、II、IIIがあり、より実践的な情報技術の応用力が身につけられる。
英語教育
グローバル化する現代社会において外国語によるコミュニケーション能力が必要となり、特に英語による「話す、聞く、書く、読む」能力は極めて重要である。このため、4年次に電子情報技術英語の科目を開設している。

工学部 共通科目

工学部の各学科が専門分野を学ぶために必要な理工学の基礎知識を習得するための科目群で、共通基礎科目(数学、物理、化学などの基礎科目および工学基礎実験)、専門基盤科目(ベクトル解析、微分方程式、確率統計学や相対論・量子論など)および複合領域科目(管理・環境・安全工学、コンピュータ図学、創成工学、インターンシップなど)で構成される。電子情報工学科では数学は極めて重要な基礎科目で、微分積分学I(3単位)、微分積分学II(3単位)、線形代数(3単位)、ベクトル解析(2単位)、微分方程式(2単位)の5科目を選択必修とし、10単位以上の取得を義務づけている。また、専門基盤科目において基礎電磁気学、熱学および基礎材料化学を履修することが望ましい。工学基礎実験I,IIは必修である。

全学共通教育科目

初年次教育科目のスタートアップセミナー、キャリア教育科目、英語、日本語および情報に関するスキル科目、人文、社会、自然の各分野に関する教養教育課題科目、健康とスポーツおよび外国語からなる科目群である。電子情報工学科では、幅広い知識を持ち、総合的・複眼的視野で物事を考えられる電子情報工学の専門家、いわゆるジェネラライズドスペシャリスト(Generalized specialist)の育成を教育方針としているため、人文、社会および自然の各分野にわたって幅広く履修することが望ましい。また、国際的に通用する技術者になるためには外国語を積極的に履修することが必要で、特に英語によるコミュニケーション能力を身につけることは極めて重要である。

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