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便利なのに、不便なものってなあに?

【2016年6月15日】

「便利≠豊か」

『不便から生まれるデザイン 工学に活かす常識を超えた発想』 川上浩司

みなさんは「不便でよかったこと」は何かあるかと聞かれ思いつくことはありますか?不便なのによかったことってなんだか矛盾してますよね。私は不便から生まれることなんてあるのか?と思わされてこの本を読み始めました。読み進めれば読み進めるほど、なるほどなぁと感心することばかり書かれています。工学に関係のある人は不便益を取り入れることで何を創りだせるのか、何をつくるべきか今一度考えて自分の専門分野にできることが見つかるはずです。
ここで私が面白いと思った話について一例紹介します。
「『甘栗むいちゃいました』という商品、上手く剝けたり失敗したりの偶然に左右される面白さや、次第に上手に剝けるようになる楽しみがない。極論すれば『ネルネルネルネ、練っときました』って商品は意味ないだろう。」(p.104)
どうですか、読みたくなってきませんでしたか。この他にもさまざまな例を挙げわかりやすく説明がしてあります。サブタイトルに―工学に活かす常識を超えた発想―とありますがユニークな表現や笑えるところも多く工学に関係のある人も無い人も読みやすくなっています。ちなみに私は甘栗は剝いておいてほしくてネルネルネルネは自分で練りたいです(笑)。
私の考える不便の方がいいことは3Dプリンタについてです。簡単に何でも作れる3Dプリンタですが、私はものづくりは作る過程が楽しいんじゃないかって思いました。ビジネスの視点から考えれば便利でいいと思いますが学生の私は自分で作る方がいいと思いました。
「便利なことって、実はつまらないんですよ。」(p.105)
この本を読んで一番印象に残った一文です。段々と便利になっていくこの世の中でいろいろなことを考えるきっかけとなりました。読む人それぞれ答えは違うと思いますが、自分なりの答えは見つかるはずです。ぜひ一度この本を読んでみてください。
 

コモンズサポーター 水谷大貴

 

 

私が不便益だと思うもの!オートロック(これは大学のドア。で、夜になると鍵がかかって外から入ることができません)。便利だけど鍵を忘れたら面倒なことに・・・。

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