中部大学・公益財団法人日比科学技術振興財団主催 「公開講演会」
【2017年11月22日開催】
参加費無料。どなたでも参加できます。
日時
2017年11月22日(水曜日)午後3時30分~午後6時30分
場所
中部大学 リサーチセンター2階大会議室
プログラム
開会挨拶 (午後3時30分~午後3時40分)
中部大学 副学長 竹内 芳美
公益財団法人日比科学技術振興財団 事務局長 一色 英弥 氏
平成28年度日比科学技術振興財団一般研究課題成果報告1 (午後3時40分~午後3時55分)
『微生物燃料電池による自然環境からの殺菌剤除去法の確立』
中部大学 生命健康科学部 生命医科学科 助手 後藤 裕子 氏
【講演要旨】
近年、産業排水などの浄化方法の一つとして、微生物燃料電池(MFC)が注目されている。MFCの農業排水処理への利用も期待されるが、農業排水に含まれる殺菌剤がMFCの触媒である電流生産微生物に与える影響は不明である。そこで、本講演では、殺菌剤であるイソプロチオランを含む試料水を用いたMFCを構築し、電流生産微生物および電力生産に殺菌剤が与える影響を検討したのでその成果とともに、MFCによる水環境からの殺菌剤除去の可能性について報告する。
演題1 (午後3時55分~午後4時40分)
『世界遺産・富士山頂で地球大気環境を調べる』
早稲田大学 創造理工学部 環境資源工学科 教授 大河内 博 氏
【講演要旨】
富士山は2013年7月にユネスコの世界文化遺産に登録された。富士山は独立峰であり、山頂は清浄な自由対流圏高度に位置しており、剣が峰(3776 m)には旧富士山測候所がある。海抜3000 mを越え、地球大気環境を調べることができる高所大気化学観測ステーションは世界的にも限られている。本講演では、大気化学観測拠点としての富士山の利点を述べ、自由対流圏大気化学観測の最先端について紹介する。
平成28年度日比科学技術振興財団一般研究課題成果報告2 (午後4時40分~午後4時55分)
『高齢者の日常動作が筋骨格系に及ぼす動力学的影響の数値評価システムの開発』
中部大学 工学部 機械工学科 教授 安達 和彦 氏
【講演要旨】
高齢者の歩行をはじめとする日常動作が、筋および骨(筋骨格系)にどのような力学的負荷を及ぼすかを数値的に評価できるシステムの開発を目的とし、インプラントを用いた高齢者の大腿骨近位部骨折治療を対象として、歩行動作中の大腿骨近位部の骨応力の経時変化を定量的に解析するための筋骨格有限要素解析を開発した。開発した筋骨格有限要素解析を用いて、歩行動作下での大腿骨近位部の時々刻々の応力の変化を可視化することができた。
演題2 (午後4時55分~午後5時40分)
『近年の大腿骨近位部骨折治療の進歩』
医療法人康雄会 西病院 副院長 野田 光昭 氏
【講演要旨】
近年の高齢化により、足の付け根にある大腿骨近位部骨折は増加している。この骨折は手術しないと寝たきりになることも有り、多くは手術が勧められている。今回は、この身近な病気の治療法、診断法、また手術後の結果などを、お話しする。また、工学部の先生方には、この骨折の治療研究に対して長い間ご協力を頂いており、より良い結果を患者さんに返せるようこころみた、その研究成果の一端もご紹介する。
懇親会 (午後5時50分~午後6時30分)
申込方法
参加を希望される方は、「案内リーフレット(PDF形式:約1.1MB)」の参加申込書に記入の上ファックス、Eメール、お電話でお申し込みください。(定員80名)
お問い合わせ
◆中部大学 研究推進事務部研究支援課
電話:0568-51-4852(直通) ファックス:0568-51-4859 Eメール:kensien@office.chubu.ac.jp
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案内リーフレット(PDF形式:約1.1MB)
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