中国連携推進プロジェクト

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禤 韵霏(ケン インヒ)さん

研究室のみんなでわきあいあいと研究しています。先生と先輩たちが親切です!

プロフィール (人物简介)

禤  韵霏(ケン インヒ)。中国広東省広州市出身。

大学院工学研究科 建設工学専攻 博士前期課程2年(取材時)。

研究室:武田  誠 教授

 

学生生活について (关于学生生活)

日本や中部大学への留学を考えたきっかけは? (考虑到日本及中部大学留学的契机是?)

高校の時、日本のアニメを好きになったことがきっかけで、日本語の作品に接触しました。学部生時代は日本の音楽が好きで、余暇を利用して日本語の勉強をしました。4年生の時、学内で開催された中部大学説明会に参加し話しを聞いて、最後の学生時代に中国だけではなく、ほかの国にも行きたいと考えました。

高中的时候因为喜欢日本的动漫,所以接触到一些日语的作品。大学的时候因为喜欢日本的音乐,利用业余时间开始学习日语。大四的时候去听了中部大学的说明会,觉得在最后的学生时代不应该在中国要去别的国家渡过。

 

中部大学での学修について (关于在中部大学的学习)

私は現在、水工部門の武田誠先生の研究室に在籍しています。研究内容は大河川が氾濫した時の小河川の影響を考慮して、詳細な浸水状況を把握することです。研究室のみんなで和気藹々として研究をしています。分からないことがあったら、先生や先輩たちが親切に教えてくれます。

我现在在水利工程部门的武田诚老师的研究室学习。研究的内容是考虑在大河川泛滥的时候对小河川的影响,并把握详细的浸水状况。研究室的同学们都非常和蔼可亲的一起学习。有不会的地方的时候,老师及前辈们都会非常亲切的指导我。

日本語の学習について (关于日语的学习)

最初の半年は学校の日本語センターの日本語クラスに通って、日本語を勉強しました。昨年の12月、ついに日本語能力1級に合格しました。 

刚开始的半年在学校的日语中心里的日语班里学习日语。去年12月的时候通过了日语能力1级考试。

 

日本での生活について (关于在日本的生活)

住居 (居住)

今は名古屋市千種区の寮に住んでいます。寮は朝ごはんと晩ご飯を提供してくれるので、忙しい日々の中、助けられます。なお、名古屋市の中心に住んでいるため、すごく便利であると思います。

现在住在名古屋市千种区的宿舍里。宿舍提供早,晚餐,为每天忙碌的我们提供了方便。另外,因为住在名古屋市的市中心,各方面都非常方便。

通学手段 (上学交通)

電車で20分、スクールバスで7分くらいです。  

乘轻轨20分钟,之后乘坐校车7分钟。

食事 (饮食)

主に寮で食べます。祝日や週末は友だちと一緒に外食します。

主要是在宿舍里吃饭。假日及周末会和朋友们去外面吃。

娯楽 (休闲)

ほぼ毎日テレビを見ます。時々は見学したり、旅行したり、ライブを見に行きます。

每天都看电视。有时去参观,旅行,看演唱会。

友達 (朋友)

研究室の仲間、カンバセーションの友たち。

研究室的朋友,国际交流中心认识的朋友们。

将来の計画 (对将来的规划)

日本で就職つもりです。実際に今も就職活動をやっています。建設コンサルタント会社を志望しています。

想在日本找工作。现在已经开始了就职活动。希望找到建设咨询公司的工作。

中部大学について (关于中部大学)

春日井市の丘の上にありますが、名古屋市から電車で20分くらいの距離で意外に近いと思います。先生たちはとても親切で、とてもお世話になっています。

中部大学虽然是在春日井市的山上,但是从名古屋市坐轻轨只需要20多分钟非常近。老师们都非常亲切,非常照顾我。

 

日本について (关于日本)

街はきれいで、電車の中が静かです。

街道非常干净,轻轨内非常安静。

同済大学浙江学院の後輩へのアドバイス (对同济大学浙江学院的学弟学妹们的建议)

この留学経験によって、私はほかの国に行って留学することが簡単ではないことと分かりました。慣れなければならないことが多くて、最初からずっと忙しいです。日本の大学の制度は中国国内の大学と違って、今まで勉強した専門知識の内容も異なっています。だから一年経っても、毎日に新しいことを勉強しています。しかし、今回は非常に貴重な経験だと思います。ほかの国や都市へ観光や旅行することと違って、本当にそこで生活すると体験できることがまったく違います。もしチャンスがあれば、是非試してください。これは人生にとって貴重な財産です。

这次的留学经历让我明白了到另一个国家留学并不是这么容易的事情,要适应的事情太多,一开始就感觉忙个不停。国内的大学和日本的大学制度不一样,学过的专业内容也不一样,即使是过了一年的现在,也是每天都在学习新的内容。但是,这也是一次非常宝贵的经验。到一个国家或者城市观光旅游和真正到这个城市学习生活所能体验的东西是截然不同。如果有这样的机会请务必尝试,这将会成为人生中的一笔宝贵的财富。

就職について (关于就业)

内定先の会社名、業種、職種 (取得内定的公司、行业、职业种类)

ウィル株式会社(ホームページ:http://www.will21.com/)
 【業種】 建設コンサルタント。安部日鋼株式会社のグループ会社で、プレストレスト・コンクリートで作られる構造物の設計・製図、PC構造物の耐震診断および補強設計などを主とする会社です。
 【配属予定の職種】 CADなどの専用ソフトを使って設計を行う技術部門に内定しました。

Will株式会社 (网址:http://www.will21.com/)
 【行业】 建设设计咨询。安部日钢株式会社的集团子公司,是一家以钢筋混凝土建筑物的设计・制图、钢筋混凝土的耐震诊断及加固设计等为主的公司。
 【预定分配的部门】内定为在技术部门使用CAD等专用软件从事设计工作。

志望していた会社、業種、職種、また志望動機 (希望的公司、行业、职业种类)

初から建設コンサルタントで専門ソフトを使用する設計の仕事を希望していました。しかし建設コンサルタントのお仕事 は、専門技術のスキルも必要ですが、お客様は日本国内の公務員と建設会社です。外国人は日本語力不足でスムーズなコミュニケーションができない為、採用は 難しいと言われ、先生と相談しながらゼネコンも平行して受けることにしていました。

最初想找在建设设计咨询方面使用专门软件的设计工作。但是在建设设计咨询方面,不仅需要专门技术技能,因为客户都是日本国内的公务员及建设公司,所以如果外国人的日语能力不足,不能很流利的进行交流的话,很难被采用,所以与老师商量,同时在找建筑方面的工作。

就職活動の経緯 (就职活动的经过)

職活動を開始したのは、1年生の3月です。まず初めに、学内の企業説明会に参加しました。以後、5社の説明会 や選考試験を受けました。選考試験は通常、筆記試験と面接ですが、小論文とSPI試験を要求されることもあります。内定を頂いた時期は7月の末です。就職 活動の経緯は次のとおりです。

 (※1社目~3社目は同じ研究室の陳怡琳さんと一緒に選考試験を受けたので、活動の内容は陳さんと重複しています。)

 【1社目】 3月に学内で開催された企業説明会に参加し建設会社のブースを訪問したところ、3月下旬に選考試験を受けることになりました。3人の部長クラ スの面接官による20分程の面接と、筆記試験(コンクリート、水理学の専門試験)を受けました。しかしこの会社は私の日本語力不足が原因で落ちてしまいま した。

【2社目】 5月下旬に指導の先生の紹介で受けました。面接試験とSPI試験を受けたところ、やはり日本語力の不足で落ちてしまいました。

【3社目】 6月初旬に先生の紹介で受けました。説明会に参加した後、1人の人事担当者による1時間ほどの面接を受けましたが、またしても日本語力の不足で落とされてしまいました。

【4社目】 7月初旬にC-NET求人サイトで自分で見つけ、応募しました。1日目は、説明会→中部大学OBの先輩社員への質問タイム→筆記試験と小論 文(土木全般、構造とコンクリート)→30分ほどの面接が行われました。面接は部長クラス2人が面接官でした。選考試験は午後いっぱい行われたので、緊張 もあり長い1日に感じました。また別の日には名古屋市内の会場でSPI試験が行われました。そして別の日に、2次面接が行われ6人の部長クラスの面接官に よる30分程の面接がありました。この面接はいわゆる圧迫面接で厳しい質問をされた為、大変緊張しました。特に日本の会社のイメージについて聞かれた時 は、上手くこたえられませんでした。また何故日本で就職したいのか聞かれました。私は「日本の大学に留学する機会を得て専門知識を学んだので、生かせる仕 事に就きたい。」とこたえました。

【5社目】 3月の学内企業説明会の時、先生のすすめで安部日鋼株式会社のブースを訪問し相談しましたが、安部日鋼はゼネコンである為、工事現場の現場 監督が主な仕事で女性や外国人には適さないと言われました。そしてグループ会社の建設コンサルタント会社である「ウィル株式会社」を紹介されました。そこ で7月22日にウィル株式会社の面接を受けました。面接官は社長と設計部長、人事担当者の3人でした。専門内容に少しズレがありましたが、仕事をしながら 覚えれば良いと言われ、それよりも大切なのは日本語のコミュニケーション能力だと言われました。その他、CADを使えるかどうか、日本でずっと仕事をした いかどうか、日本に住み続けることを親が心配しないかどうかについて聞かれました。私は、日本で仕事を続けるつもりであること、また永住ビザも取りたいと 答えました。
 その日の夕方会社から電話があり、内定を頂きました。面接だけですぐに内定を頂けたので、最初は信じられないような気持ちで、逆に達成感が薄い感じがするほどでした。

的就职活动是从1年级的3月份开始的。最初先参加了学校里的企业说明会。之后,参加了5家公司的说明会及选考考试。选考考试一般是指笔试和面试。但是也有要求小论文和SPI考试的公司。我在7月末拿到了公司的内定。就职活动的过程如下。
(※第1家~第3家公司一直和同研究室的陈怡琳同学一起参加的选考考试,所以活动内容与陈同学重复。)

【第1家公司】 3月份参加学校主办的企业说明会时访问了建设公司的展台,在3月下旬接受了选考考试。接受了3位部长级别面试官的大概20分钟左右的面试,笔记考试(混凝土,水理学的专门考试)。但是这家公司因为我日语能力不足的原因落选了。

【第2家公司】 5月下旬通过指导老师的介绍,接受了面试及SPI考试,也是因为日语能力不足的原因落选了。

【第3家公司】 6月初通过老师的介绍,在参加说明会后,接受了1位人事部门担当的大概1个小时左右的面试,也是因为日语能力不足的原因落选了。

【第4家公司】 7月初的时候在C-NET的招聘网站上看到并应征。第1天,说明会→对中部大学OB的前辈社员的提问时间→笔试和小论文(土木全体,构 造及混凝土)→进行了30分钟左右的面试。面试为2位部长级别的面试官进行的。选考考试进行了整整一个下午,感觉是既紧张又特别长的一天。之后又在别的时 间在名古屋市内的会场进行了SPI考试。最后一次接受了由6位部长级别的面试官进行的大约30分钟的2次面试。这次面试中被问到的问题非常严格感到压迫 感,非常的紧张。特别是问到对日本的公司有什么样的印象的时候,没有很好的回答出来。另外还被问到了为什么想在日本就职。我的回答是「我通过在日本的大学 留学的机会学到了很多专业知识,想把这些知识运用到工作上」。

【第5家公司】 在3月份参加校内企业说明会的时候,访问了老师推荐的安部日钢株式会社的展台。安部日钢因为是建筑公司,主要从事施工现场的现场监理, 公司方面认为不适合女性及外国人。但是之后给我介绍了集团子公司的建设设计咨询公司「Will株式会社」。我在7月22日接受了Will株式会社的面试。 面试官为社长、设计部长及人事担当共3人。面试官说工作内容与我所学的专业稍微不对口,但是可以通过工作来学习,最主要的是日语交流能力。此外,还被问到 了是否会使用CDA、是否想一直在日本工作、一直在日本生活父母是否担心等。我的回答是,想一直在日本工作,并且想取得日本的永久居住权。
 当天傍晚就接到了公司取得内定的联系电话。开始的时候不敢相信只接受了面试并且马上能拿到内定这件事,甚至都没太感觉到成功感。

就職のためにどんな工夫をしていた? (为了就职在哪些方面做了努力?)

歴書の書きはもちろんです。自分で書いて、先生に添削をいただいて、その様に繰り返しました。

就職サイトはリクナビとマイナビを登録しました。6月のところはC-NETも使えました。

定要把履历书写好。自己写完后反复请老师帮助修改。

注册了rikunabi和mynavi的求职网站。从6月份的时候学校的C-NET也可以使用了。

日本での就職活動の感想 (在日本参加就职活动的感想)

本で、外国人が土木業界の建設コンサルタントの会社で就職することがなかなか難しいと認識しました。何故かという と、日本の建設コンサルタントの事業は主に日本国内で発展し、海外事業がほとんどないからです。すなわち、仕事で接するお客様は建設会社や公務員の方たち で、つまりほとんど日本の方です。そういうことで、日本語力がすごく重要とのこと。会社側もそれを一番のポイントとして評価します。また、先生の推薦もと ても大事と思います。

认识到,在日本外国人想在土木行业的建设设计咨询公司就职是非常困难的。为什么这么说是因为日本的建设设计咨询的业 务主要是在日本国内发展,很少开展海外业务。工作时接触的客人都是建设公司或公务员,也就是说全都是日本人。所以,日语能力是非常重要的。公司也会把此作 为第一条件并做出选择。另外,我觉得老师的推荐也是非常重要的。

後輩へのアドバイス (对学弟学妹们的建议)

ず、日本語力が一番大事と思います。頑張ってください。

先,我认为日语是最重要的。加油吧!

中部大学での学修を終えて (结束了在中部大学的学习)

中部大学や日本について

留学していた2年間、色んなことを学びました。最初、学部の時と大学院の教育方向が違っていて、日本語はもちろん、研究のことも初心者でした。最初は大変だと思いましたけど、2年経って、今はあの時間も学んた知識も人生の宝物と思います。また、先生方のおかげで勉強のことだけでなく就職のことも順調に行きました。無事に卒業した今、先生方にとても感謝しています。


 

将来について

日本の建築コンサルタントの会社に就職が決まっています。父が土木関係の仕事をしているので、私もこの道に進みました。この分野の仕事は地味というイメージがありますが人の役に立てるところにやりがいを感じます。みんなが気付かないところで街づくりを支えています。

 

後輩へのアドバイス

日本語は一番大事と思います。何かあったら先生たちに相談すると良いと思います。頑張ってください。

 

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