中国連携推進プロジェクト

  • ページの本文のみをプリントします。ブラウザの設定で「背景色とイメージを印刷する」設定にしてください。
  • ページ全体をプリントします。ブラウザの設定で「背景色とイメージを印刷する」設定にしてください。

2015年度「さくらサイエンスプラン」活動報告

【2015年10月20日】

この活動は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の平成27年度「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)」の支援を受けて実施しました。

中部大学では、2015年10月3日から10月10日の8日間、中国の同済大学浙江学院の学生10名、引率教員3名を招聘し、「環境・エネルギーを中心とした先進的科学技術の交流発展」をテーマに「2015年度 同済大学浙江学院 中部大学研修」を実施した。


到着後大学正面玄関にて記念撮影

活動の概要

1日目〔10月3日(土曜日)〕

大 学到着後、記念撮影、その後、図書館、屋内プール、グラウンド、ラーニングコモンズの場となる不言実行館等、特徴的な学内施設を歩きながら見学した。この 後、工学部で環境・エネルギーを主としたこれからの研修プログラムのオリエンテーションを行うとともに、中部大学と同済大学浙江学院の参加者の自己紹介を 行った。


学内見学

2日目〔10月4日(日曜日)〕

この日は、日曜日であり社会見学を中心としたプログラムとし、最初に「ものづくり」の分野で代表的な施設のトヨタ産業技術記念館を見学した。午後は、名古屋駅前の高層ビルの都市開発状況や市街地において、環境がどのように配慮されているかを見聞した。


トヨタ産業技術記念館を見学

3日目〔10月5日(月曜日)〕

午 前中に、研修団一行の全員が、中部大学山下学長を表敬訪問し、学長からは今回の日本訪問は貴重な経験であり、これからの研究・教育に有益に活用して欲しい との励ましがあった。また、午前に中部大学の工学部・工学研究科、応用生物学部・応用生物研究科の紹介、午後に各学部での具体的研究内容の紹介を受け、環 境・エネルギーに関連する中部大学の取組に関する理解を深めた。

 
学長表敬(左)、ロボット理工学科の人口知能ロボの実演(右)

4日目〔10月6日(火曜日)〕

こ の日は、学内9カ所の施設見学と本学大学院生による研究発表および交流会が行われた。午前は、超伝導・持続可能エネルギー研究センターでの直流超伝導ケー ブルによるロスレス送電の実用化実験に関する説明を受けた後、GPP(グリーン・プラン・パートナーシップ事業)関連の施設見学では、本学が実施している スマートグリッドシステムの説明および設備の見学をした。そのほか、土質実験室、建築環境設備実験室、材料構造実験施設を見学した。午後は、大学院生3人 が「地盤」「建築」「エネルギー」に関する研究発表を行われた。その後、応用生物学部の施設である植物プラント工場と温室を見学した。

 
超伝導・持続可能エネルギー研究センター見学(左)、材料構造実験施設見学(右)

5日目〔10月7日(水曜日)〕

5 日目は、日本の企業で環境・エネルギーについて、どのような取り組みがなされているかを実感してもらうために企業見学を実施した。午前中は、大企業の例と して王子製紙春日井工場を見学し、臭気や廃水等においてさまざまな対策を講じていることを学んだ。午後は、金型メーカである犬山市の名古屋特殊鋼株式会社 の工場を訪問し、鋼材からNCデータによる加工・組付・仕上げ野工程を順に見学した。

 
王子製紙春日井工場を見学(左)、名古屋特殊鋼株式会社を見学(右)

6日目〔10月8日(水曜日)〕

午 前は、中部電力株式会社技術開発本部を訪問し、研究開発現場を見学し、開発状況に関する説明を受けた。午後は東邦ガス株式会社技術開発本部技術研究所を訪 問、見学した。日本のエネルギー開発に取り組む代表的な企業2社の先端技術開発の現場を見学し、学生の皆さんは、大いにインパクトを受けた様子であった。

 
中部電力株式会社技術開発本部の見学(左)、東邦ガス・ガスエネルギー館の見学(右)

7日目〔10月9日(金曜日)〕

最 終日である7日目は、産業廃棄物のリサイクルを行っている春日井市の大和エネルフ(株)を訪問し、産業廃棄物を回収し、RPF燃料を製造・再利用するプロ セスなどの説明を受けた。午後は、中部大学で研修成果の発表報告会が行われ、参加者一人一人が英語で1週間にわたる研修の感想を発表した。この成果報告会 には、同済大学淅江学院出身の大学院留学生をはじめ、工学部・工学研究科の在学生も参加し、交流した。最後に修了式を行い、松尾直規学監から参加者一人一 人に修了証が手渡された。その後、名古屋市内で歓送会が行われ、参加者はこの1週間の研修を振り返りながらそれぞれの新たな目標などについて語り合った。

 
大和エネルフ株式会社を見学(左)、歓送会(右)

成果発表会

 
研修の感想を発表する参加者(左)、中部大学大学院生からも感想が述べられた(右)

 
盛り上がった交流会

 
修了式の様子(左)、修了証を手に記念撮影(右)

国立研究開発法人 科学技術振興機構 (JST)のサイトでも紹介されました。

ページの先頭へ