嘉興学院から学部学生11名の短期研修を受け入れ
【2017年8月4日~10日】
中部大学では、2017年8月4日から8月10日の7日間、中国の嘉興学院の学生11名、引率教員1名を招聘し応用生物学部を中心に「2017年度 嘉興学院中部大学研修」を実施した。
到着後の記念写真
活動の概要
1日目 ― 8月4日(金曜日) ―
中部国際空港に到着後、電車を乗り継いでホテルにチェックイン後、さらに電車・バスを利用して中部大学にほぼ予定通り到着した。記念撮影の後、1週間のプログラムのオリエンテーション、中部大学の紹介等を行った。
その後、歓迎会が行われ、研修参加者と中部大学の教職員が懇談した。興味のある研究分野の教員と熱心に話しこむ姿も見られ、参加者の意気込みの強さを感じた。
また、初日より、中国から中部大学の工学研究科に進学した同済大学浙江学院出身の留学生が、通訳を行ったり、参加者に実体験を交えたアドバイスをしたりするなど、積極的に研修に携わった。
歓迎会では熱心に話し合う姿も
2日目 ― 8月5日(土曜日) ―
2日目は中部大学のキャンパスツアーおよび応用生物学部を知ることを主な目的として、講義および施設見学を行った。
キャンパスツアーは、大学到着場所であるバス停を出発し、三浦幸平メモリアルホール、創立者胸像、リサーチセンター、総合情報センター、経営情報学部、現代教育学部、三浦記念図書館、体育・文化センター、超伝導センター、人文学部、生命健康科学部、洞雲亭、国際関係学部、不言実行館、国際センターと回った。
その後、引率の教員と学生の代表2人が石原修学長へ表敬訪問を行った。
さらにちょうどこの日、中部大学を会場として開催されていた「CU Robocon 中部地区予選会」を見学した。普段見られないようなロボットコンテストを目の当たりにして興味を持った学生も多かった。
午後は、大場裕一准教授(環境生物科学科)と長谷川浩一准教授(同)による応用生物学実験を行った。
創立者胸像の前で記念写真
応用生物学部実験室
3日目 ― 8月6日(日曜日) ―
3日目は、環境都市を標榜する名古屋の街において、名古屋駅前、名古屋城、中心商業地区を中心に、公園、街路、河川(堀川)の環境整備状況を見聞した。
4日目 ― 8月7日(月曜日) ―
この日は、丸1日応用生物学部での研修を行った。
午前中は、堀部貴紀助教(応用生物学部)、墨泰孝助教(応用生物化学科)、武井史郎講師(環境生物科学科)より、各専門の講義および実験室訪問を行った。
午後は、金政真准教授(環境生物科学科)による応用微生物学の講義の後、金政研究室(Applied Microbiology) 墨研究室(Soil Ecology) 武井研究室(Fish Biology) 山田研究室(Horticulture) 堀部研究室(Cactus Biology)の各研究室を訪問した。
応用生物学部の講義
5日目 ― 8月8日(火曜日) ―
8月2日(火曜日)は学外研修として、愛知県半田市の2つの企業見学を行った。
午前は、株式会社ミツカン、午後は中埜酒造株式会社の「國盛酒の文化館」を見学した。学生たちはメモを取ったり積極的に質問するなど、熱心な姿が見受けられた。
半田市は醸造産業が盛んな町でもあり、独特な街並みを次々にカメラに収める姿も印象的だった。
半田市で
(株)ミツカンで
国盛酒の文化館で
6日目 ― 8月9日(水曜日) ―
研修6日目は実質的な最終日。この日に研修を入れたのは「夏のオープンキャンパス」がこの日から3日間開かれるためで、午前中はオープンキャンパスを自由に見学できるようにした。各自関心のある研究室や実験施設などを回った。
昼食をかねた歓送会を午後1時から行った。研修での思い出を担当した教員らと名残惜しそうに語り合う姿が印象的だった。
その後、参加者一人一人に松尾直規中国連携推進部長より修了証が手渡された。
引き続いて参加者が一人ずつこの1週間の研修で学んだこと、感じたことについて発表した。どの研究室でも研究や教育が熱心に行われていて感銘を受けたこと、キャンパスがきれいであること、大学院生としてここで学びたいなど、様々な感想が述べられた。
中部大学のマスコット「ちゅとら」と記念写真
歓送会で挨拶する嘉興学院・張教授
修了式の様子
1週間の感想を述べる学生
最後の記念写真
7日目 ― 8月10日(木曜日) ―
最終日の7日目は、午前9時にホテルを出発し、中部国際空港セントレアに向かった。短かった7日間の研修は、多くのことを見聞し、病気やけがもなく、すべての日程を終えた。