学科概要
バイオサイエンスの基礎を徹底して身につけた食と栄養の専門家を養成する。
新時代の「食と健康」を、バイオサイエンスから学ぶ。
食のエキスパートを目指し、バイオサイエンスを基盤に、食と栄養の知識・技術を修得。
食と栄養は最も身近なサイエンスです。食品栄養科学専攻では、バイオサイエンスに精通した食と栄養の専門家を養成し、「食」を通して社会貢献することを目的としています。そのため学部共通の基盤である生物化学や分子生物学、有機化学、微生物学などの現代生物科学の最先端を徹底的に学びます。これらを基盤として健康、疾病予防に関与する食品機能学、栄養生化学や、食品の機能を構成する成分の精密な分析方法や食品の安全性に関わる食品分析学、食品衛生学などの科目、さらに食品製造加工学などの科目群を配置し、総合的に「食と栄養」のバイオサイエンスを学んでいきます。また、バイオの基盤となる実験から食品・栄養機能に関わる実験、品質管理のための先端分析技術の実験、食品加工を学ぶ実習なども効率よく配置されています。
21世紀のバイオにおける重要な領域として、食と栄養のバイオサイエンスの専門家を求めるニーズは、非常に高くなっています。実際の進路として、食品バイオ企業、製薬企業の研究・技術者、専門性を生かした公務員、教員など卒業後の活躍の舞台は多彩で大きな広がりを見せています。
先端バイオを修得した管理栄養士を育成し、食と健康の分野に貢献
近年、個別の遺伝子解析に基づくテーラーメイド医療が進み、栄養管理の分野においてもバイオサイエンスに精通し、科学的根拠に基づく栄養指導のできる人材が望まれています。
管理栄養科学専攻は、最先端の生命科学研究を遂行できる能力を有し、食と健康のエキスパートとして生活習慣病予防などに対応できる管理栄養士を育成します。そのため、基礎的な有機化学や分子生物学を学び、人体の機能(形態機能学、臨床医科学など)、食品の機能(食品機能学、調理学など)、幅広い栄養学(基礎栄養学、応用栄養学など)を学びます。次いで、管理栄養士としての専門知識と技術を臨床栄養学や栄養教育論、給食経営管理論、公衆衛生学、公衆栄養学などで修得します。卒業研究では、大学院進学も視野にいれた研究を実施し、総合的な問題解決能力を養います。これらの学修により管理栄養士国家試験受験資格や栄養士免許を取得出来ます。また今後、地域の健康長寿社会への実現に尽力し、貢献できる管理栄養士のニーズは高くなることが予想され、卒業後の活躍の場は食品分野、医療分野、福祉分野、教育分野など多岐にわたります。
基礎情報(2022年5月1日現在)
開設年 | 2005(平成17)年 |
---|
取得可能な学位 | 学士(応用生物学) |
---|
在学生数 |
食品栄養科学 専攻 |
1年 | 68人(35人) |
---|---|---|---|
2年 | 50人(18人) | ||
3年 | 67人(33人) | ||
4年 | 55人(28人) | ||
小計 | 240人(114人) | ||
管理栄養科学 専攻 |
1年 | 77人(59人) | |
2年 | 63人(47人) | ||
3年 | 77人(58人) | ||
4年 | 69人(50人) | ||
小計 | 286人(214人) | ||
1年 | 145人(94人) | ||
2年 | 113人(65人) | ||
3年 | 144人(91人) | ||
4年 | 124人(78人) | ||
合計 | 526人(328人) |
- カッコ内は女子内数
専任教員数 | 教授 | 10人 |
---|---|---|
准教授 | 5人 | |
講師 | 3人 | |
助手 | 6人 | |
合計 | 24人 |
食品栄養科学科の情報
3つのポリシー〔ディプロマ・ポリシー(DP)、カリキュラム・ポリシー(CP)、アドミッション・ポリシー(AP)〕、カリキュラム・マップ、授業科目 など