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森山 昭彦

徒然なるままに思うこと

環境生物科学科
森山 昭彦

視座

大学で学ぶ事の意義の一つに「視野を広げる」と何かに書かれていた。環境問題を考えようとすると、これは大切である。環境問題には、生物の生態から社会の仕組みまで様々な事がらが関わっているからである。しかし、平面的にいろいろなことを知っているだけではたんなる「物知り」にすぎない。どうすれば視野が広がるのか。

知多半島に何度も行ったことがある。西海岸沿いに南下すると、国際空港のセントレアを過ぎてしばらくいくと野間の灯台があり、半島の南端には師崎港がある。東側に回って北上すると、名鉄河和線の終点である河和の駅がある。位置関係はよくわかっているつもりだった。しかし、野間の灯台と河和ではどちらが南にあるのだろう。何度訪れてもわからない。しかし、ふとした時にこれがわかった。飛行機がセントレアに着陸するときに、知多半島がよく見えたのである。そう。上から眺めると全体がよくわかるのである。これを「視座を高くする」という。環境問題も、広く勉強した上全体を俯瞰すれば、問題点がハッキリするのではないか。「木を見て森を見ず」と相通ずるかもしれない。視座を高く!

体験

自然の素晴らしさは、文字や言葉で説明してもうまく伝わらない。写真でも無理だ。実際に行って、そこの空気を吸い、肌で感じ、はじめてそのすばらしさに感動する。環境問題における被害の実態も同じ。座学でいくら勉強しても、実感がわかない。現場に行って、自分の目で見て、被害者と語ってはじめてその「酷さ」がわかる。昔から「百聞は一見にしかず。」と言うではないか。実体験を大切に!

興味

生物多様性が重要だと言われているが、現状はどうなっているのだろう。豊か? 貧相? 豊かだとしたら、根拠はなに?貧相だとしたら、なぜ貧相になったのだろう。そもそも、生物多様性はどのようにして生み出されてきたのか。日本の田園は豊かな生物多様性を維持してきたと言われるが、何故だろう。田園が大切だとすると、休耕田、耕作放棄田を何とかしたい。特定外来生物は悪いといわれるが、どこにどれくらいいるのか...などなど、まわりを見れば、わからない事だらけ。「なぜ」を大切に!
 

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